住宅エコポイント申請開始=新築30万円、改修最大45万円

 省エネに配慮した住宅の新築や改修をした消費者に、商品券や地域特産品などと交換できる「住宅エコポイント」を付与する制度の申請受け付けが10日始まった。新築に30万円分、窓や床の断熱改修や耐震工事などに最大45万円分を発行する。国土交通省は「遅くとも11月30日までには締め切る」として早めの申請を促している。
 2014年12月27日以降に工事契約し、16年3月末までに着工するものが対象。住宅の改修については▽窓の交換など断熱措置の実施▽節水トイレなどの設置▽段差解消などのバリアフリー化―といった工事の種類ごとに異なるポイント数を設定した。合計30万円分が上限だが、耐震工事をすれば15万円分が別枠で付く。
 申請は全国の建材会社や設計事務所など約1000カ所の窓口に必要書類を直接届けるか、エコポイント事務局に郵送する。政府は14年度補正予算と15年度当初予算案で事業費計905億円を設定しており、なくなり次第終了する。住宅エコポイントは過去2回実施しており、今回は住宅市場を活性化する経済対策の一環で再開した。(時事通信 3月10日(火)より)